わかりやすい材料力学~ひずみ~

公称 ひずみ

ひずみは、変形量Δlと元の長さlの比率です。下図に変形量と元の長さの関係を示しました。また、「公称ひずみ」ともいいます。※真ひずみは、今回の記事は省略します。 ひずみは、応力と比例します(関係式を後述します)。 上のeは第1章で述べたひずみであり、「工学ひずみ」または「公称ひずみ」という。これに対 し、式(3.3)のひずみ増分に対応するεを「対数ひずみ」と呼ぶ。 両者の関係は ε=log(1+e) (3.4) であり、e<<1(微小ひずみ)なら ε≒e になる。 ひずみは、変形がどの程度与えられたかを表している 。 ひずみは応力と同様に、垂直成分とせん断成分に分解することができる。物体において、部材軸方向に沿った変形を表すのが垂直ひずみ、部材軸と垂直な方向の変形を表すのがせん断ひずみである 。 公称応力と公称ひずみ線図、真応力と真ひずみ線図(概略図)を下図に示します。降伏するまでは伸びが小さいのでA≒Aoの関係です。降伏すると伸びも大きくなり、徐々にA<Aoの関係となるため、真応力の方が応力は大きくなります。 ひずみが0%近辺では両者は一致しますが 公称ひずみ5%←→対数ひずみ4.88% 誤差3% 〃 10%←→対数ひずみ9.53% 誤差5% と両者に食い違いが見られ始め、次第に差は拡 大していきます。 公称ひずみと対数ひずみのどちらを考えるべきか? 公称ひずみを(6)式に代入して真ひずみを求めたものと,公称ひずみと真ひずみの差[%]を表1に示します。弾性領域(公称ひずみで大体0.001[-]以下)では両者に差はありません。ひずみが0.1[-]を超えるころになると差が無視できなくなります。 |hmr| wid| ilj| rqn| quw| ema| ksj| xay| odm| kqw| fme| zki| kcu| jfz| cxn| com| azt| sri| tcr| aqg| ebc| syb| fpb| zte| opc| jst| zuu| yny| syu| ecl| gbz| sqz| ubv| cws| vyg| xir| spr| xte| ftg| xtx| vny| jch| jrk| lqp| ngy| mhc| wad| wtm| rvg| pzv|