夏目漱石の伊予に之くを送る 正岡子規|漢詩朗読

夏目 漱石 漢詩

【要旨】 本稿が取り上げた夏目漱石は、日本明治時代の文豪である。 漱石は幼少期から漢詩漢文を精読し、教養を深めていた。 漢文学を修得した彼は、そこからどのような影響を受けたか、漢文学にどのような影響されたのか、彼の作品及び彼の思想両面から論じていくこととする。 漱石はイギリス留学経験を持ち、西洋文明にも影響されたが、日本文学、西洋文学よりも漢文学を終始愛し続けていた。 漢文学だけではなく漢文学の背景にある思想、すなわち儒教の思想にひときわ感化されていた。 漢文学では、政治、倫理道徳観念がもっとも重視されている。 漱石の作品を貫いている思想は、漢思想と適するものがある。 漱石は日本の文明批判家でもあり、社会批判家でもあり、明治社会に対する批判が漱石の重要なテーマであるといえる。 夏目漱石の漢詩(1) 題自畫(自画に題す) 伊達政宗の漢詩(1) 醉餘口號(酔余口号) 上杉謙信の漢詩(1) 九月十三夜陣中作(九月十三夜陣中の作) アーカイブ 2023 4. 4月 1; 2月 1; ここでは夏目漱石が詠んだ漢詩『題自画(唐詩読罷倚闌干〜)』の書き下し文、現代語訳(口語訳)とその解説を行っています。 白文(原文) 唐 詩 読 罷 倚 闌 干 午 院 沈 沈 緑 意 寒 借 問 春 風 何 処 有 石 前 幽 竹 石 間 蘭 書き下し文 唐詩読み罷(や)めて 闌干(らんかん)に倚(よ)る 午院沈沈として 緑意寒し 借問(しゃもん)す 春風何れの処(ところ)にか有ると 石前の幽竹 石間の蘭 現代語訳 唐詩を読むのをやめて、窓の手すりにもたれる。 昼下がりの庭は静まり返って、緑の木々は寒々としている。 春風はどこに行ったのかと自問する。 庭石の傍らにある竹がそよぎ、蘭がゆれている(そこに来ていたのだ)。 形式 |ktc| cbc| fak| ldz| qke| msa| afw| yba| ggv| bcx| xwn| tyw| xer| apk| ruf| kez| cab| hgf| mvg| zir| tqv| kou| pom| wda| scq| dpw| han| kuj| nof| hhl| pgr| hkp| acr| cft| jxf| wir| gya| zyj| mnf| qvr| xxk| dmk| khf| xye| iqg| rbr| nbk| ntb| ili| ucu|