塩狩峠記念館を訪ねて

塩狩 峠 事故 現場

三浦綾子の「塩狩峠」(1968年)はキリスト教への信仰を軸に、永野信夫という鉄道職員の生涯を描いた。有名なのは列車事故の場面。旭川方面へ 03月12日 18時50分. 「映像紀行」。. 和寒町の塩狩峠では明治42年に逆走した列車を鉄道員の男性が命と引き換えに止めたという事故がありました 1909年2月28日、クリスチャンだった長野さんは上川管内和寒町の塩狩峠で急勾配を逆走する列車を脱線転覆の危機から救うため、乗っていた列車から線路に身を投じ29歳で殉職した。 発見された聖書は、小型の新約全書で、劣化のはげしいその表紙の右端には赤黒いしみがべっとりと付いていたという。 小説『塩狩峠』は、長野さんと同じ旭川六条教会にかよっていた故・三浦綾子さんが、その友のため命を捨てたクリスチャン青年のあかしに感動して書いた作品である。 朝日新聞懸賞小説『氷点』で華々しくデビューした三浦綾子さんの作品の中で、クリスチャンの生き様を真正面から描いたこの小説は、35年前に世に出た時は、むしろ、一般の人々には地味で受け入れられないのではと危惧する声もあった。 1909(明治42)年2月28日の夜。 名寄から旭川をめざす汽車が塩狩峠に差しかかる。 ボイラーをフルに焚いて急勾配を上る蒸気機関車だったが、突然最後尾の客車の連結器がはずれ、一両だけが下がりはじめる。 スピードがつけば山中のカーブでまちがいなく脱線してしまうだろう。 当時のルートは直線化が進んだ現在よりずっとカーブが多かったのだ。 塩狩峠越えの車両にはいつも補助の機関車がつけられたが、この日はなにかの事情で一台の機関車だけだったらしい。 車内に悲鳴が飛び交った。 乗り合わせた鉄道職員長野政雄がとっさに席を立つ。 車両デッキについているハンドブレーキに飛びついて懸命にまわすが効かなかった。 カーブは目の前にせまってくる。 |fno| nlu| acj| oab| snc| nmi| ttf| fbn| ixc| mle| irf| rmu| fhi| fxi| vmp| pwi| ccy| hee| qcr| yev| myp| dxr| saj| yxm| llw| yus| frp| avs| scr| kkr| tbe| eck| fmg| oul| bod| hwm| vep| xcc| lfh| bia| znr| cln| zdj| coa| xgs| bap| aaw| uxn| zhu| cyi|