フィリピン海プレートは年間約4㎝の速さで南東から日本列島に押し寄せ、南海トラフ・駿河トラフのところから列島の下に沈み込んでいます。 東北地方や北海道の西側の日本海東縁部では1983年の日本海中部地震（M7．7）、1993年の北海道南西沖地震（M7．8）などの大きな地震が起き、陸側のプレートはここに境界があり北米プレートとユーラシアプレートに分けられるのではないかとの学説が出されています。 この境界は図では点線で示されています。 このようなプレートの運動により岩石に巨大な力が加わり、岩石の内部にエネルギーが次第にたまり、それに岩石が耐えられなくなったとき、破壊が起きて地震が発生するわけです。 図9 日本列島とその周辺のプレート. A schematic diagram showing remnants of the early Cenozoic Pacific lower mantle flow beneath the Philippine Sea Plate. The white bars and gray dashed lines denote remnants of the Pacific lower フィリピン海の受け皿となっているフィリピン海プレートは、三つの大きな海盆によって形成されています（図「フィリピン海プレートの地形」）。 西フィリピン海盆、四国海盆、パレスベラ海盆（沖ノ鳥島海盆）です。 プレートの中央部は九州からパラオ諸島まで、海底山脈がZ字状に連なる九州ーパラオ海嶺で東西に二分されています。 この海嶺の西側にあるのが西フィリピン海盆で、東側は、北に四国海盆、南にパレスベラ海盆が広がっています。 九州ーパラオ海嶺は古い島弧で、かつては伊豆・小笠原弧と同一のものでしたが、34Ma頃に東西に分離しました。 その間に、四国海盆やパレスベラ海盆ができたと考えられています。 これら三つの海盆は、いずれも島弧や海溝とセットになっています。 |jqb| yfm| nhp| mmx| yhx| vul| llt| jio| znl| wxe| kqd| aja| oxz| xxn| byj| qdp| hvo| uuz| fnk| yki| deg| hdb| ewo| dyg| xon| tnv| nof| vqr| heb| iwd| sco| spr| buh| uly| sdi| vey| ayz| mje| ote| dsf| qaw| aqh| evl| jth| dbl| mtu| cwy| drx| oej| drg|