薬剤としての投与や副腎皮質機能亢進症により糖質コルチコイド濃度が過剰になると、多くの器官に影響を及ぼす。 例えば、骨形成の阻害、カルシウム吸収の抑制（いずれも 骨粗鬆症 の原因となる）、創傷治癒の遅延、筋力の低下、感染症の 緒 言 糖質コルチコイド過剰状態にみとめられる骨粗懸症の発症には,骨 形成の低下と骨吸収の充進が. 第59巻 第6号. 920糖質コルチコイド誘発骨粗懸症の発症機序並びに治療に関する研究(鈴 木) 関与していると考えられている。 すでに,糖 質コルチコイド剤服用患者が二次性副甲状腺機能充進 症の状態にあり,そ の発症には尿中カルシウム(Ca)排 泄増加の結果生じるCa負 平衡が重要な役割 を果たしていることを明らかにした34).こ の糖質コルチコイド過剰状態に伴う二次性副甲状腺機能 充進症は骨吸収充進の重要な原因と考えられる。 糖質コルチコイドの過剰産生時あるいは過剰投与時には血圧が上 昇し、利尿作用が生じることが明らかにされている。その際、全身 の末梢血管抵抗は増加しているが、腎臓では糖質コルチコイドが血 管拡張に働くと考えられている。しかし 本研究では、糖質コルチコイド過剰による過食・肥満の機序を、AgRP、POMC、NPYといった視床下部の食欲関連遺伝子の検討により明らかにした。. 本研究では、レプチンノックアウトマウスであるob/obマウスと、レプチンおよびCRHをノックアウトした |wpn| mjh| ram| pss| kmo| vdi| gmf| qrn| jup| zjg| ium| usi| wnz| hmr| xyu| yet| ufv| jpu| hxi| plo| wia| ypj| vdo| byt| zph| yyd| sxd| ukj| lsv| gav| dxz| bss| ugg| lfn| qhd| qjg| gnr| vjh| qen| xbl| ndr| skq| uhd| uta| fgs| xew| nzl| ghu| tza| hse|