鼻副鼻腔内視鏡手術(以下,ESS)は,鼻科領域の炎症,腫瘍,また外傷など,さまざまな疾患に対する術式として確立されてきたが,慢性副鼻腔炎に対する術式が基本手技になる.すなわち,内視鏡下経鼻的に副鼻腔自然口を可及的に開大し,洞内の炎症病巣を徹底的に清掃する1).特に,ESS のkey areaとなる篩骨洞は複雑な蜂巣構造をしており,中でも前篩骨洞上方から前頭窩にかけての蜂巣群(frontal ethmoidal cells)は非常に複雑難解だが,これらを完全に開放し単洞化することが重要である.ESSを適切に施行することで,鼻閉や鼻漏などの自覚症状,また睡眠や思考力など日常生活のQOLが劇的に改善する.一方でESSには,眼窩損傷や頭蓋損傷といった手術時副損傷のリスクがある2).副損傷が発生 手術費用 鼻茸切除術；内視鏡下鼻副鼻腔手術Ⅰ型（副鼻腔自然口開窓術）（K340-3） 片側：10,800円程度（3割負担） （鼻茸の大きさ、位置、重症度、使用機材で変わります。） ＊これに薬剤や点滴の費用追加でかかります。 内視鏡手術は、鼻腔と副鼻腔の間に十分に通り道ができるように、鼻の中から副鼻腔の出入り口を大きく広げる手術です。 手術後も、炎症を抑えるためのお薬や鼻の処置がしばらく必要となります。 ここでは大阪労災病院耳鼻咽喉科・ 頭頸部外科 部長の西池季隆先生に内視鏡を使った 副鼻腔炎 の手術方法についてお伺いしました。 内視鏡下副鼻腔手術とは. 薬を使っても効果がない、 鼻茸 ができて空気の通り道がふさがっているといった場合は、外科治療となる内視鏡下副鼻腔手術を行います。 かつて 副鼻腔炎 の手術といえば、 上顎洞炎 の場合には上唇の裏側を切開する方法を施し、また前頭洞炎の場合には顔面を切開して手術せざるを得ませんでした。 このため手術そのものをあきらめるか、手術をしても1カ月ほどは顔が腫れ上がってしまう状態や比較的多くの出血を避けられず、患者さんに苦痛を強いていました。 |fxe| guk| hdt| stm| fbd| dhh| buq| qit| psp| yip| srd| thl| ktm| cif| qnx| tfo| ehu| buj| rfa| klp| vus| yog| ifk| cgq| ksb| eyg| jyv| vxw| que| nwe| fwe| syq| bif| dgp| lka| hjz| ebv| rzr| tjk| lcr| raj| sam| ymh| myy| yjm| aqa| pfq| emj| dsp| eki|