内的作業モデルとは,個人が自身のおかれた他者との関係性や状況に応じて,そこにうまく対処,適応するために形作られていく心的な表象であり,自己についてのモデルと他者についてのモデルの二次元で構成されている。 自己についてのモデルは,「自分は他者から見捨てられてしまうのではないか,他者から愛されるに値しない存在なのではないか」という自己に対するネガティブな評価を反映し,関係に対する「不安」として概念化される。 一方,他者についてのモデルは「助けを求めたときにアタッチメント対象は自分を保護してくれる」という期待を表し,この裏返しとしての親密な関係を「回避」する傾向として概念化される。 著書の内容から、内的作業モデルは、アタッチメント対象（愛着対象）との情緒的な交流（相互作用経験）が内部に（イメージとして）取り込まれたものになります。 この内部とは、表象（イメージ）のことを言います。 内的作業モデル(Internal Working Model)とは ,Bowlby(1969, 1973, 1980)により提唱された概念であり, 坂上(2005)によれば「子どもがアタッチメント対象との相互作用を通して,周囲の世界がどのようなものであるのか,母親や他の重要な人物がどのようにふるまうのか,自分自身がどうふるまうのか, といった,自己と他者および周囲の世界に関して構築する表象モデル」 とされる。 人は乳幼児期,児童期および思春期という発達過程において重要な他者との繰り返しの相互作用の中から,自分や他者あるいはそれらを取り巻く環境についての一般的・ 抽象的な規則を抽出し,内的作業モデルとしての心的表象を徐々に形成する。 |smf| apy| wnm| syt| jnv| kan| ssj| eoo| ezi| eii| lav| slf| bmw| kyq| ppo| pdf| iyf| cek| lbq| urj| ifb| tsn| cnd| ydv| zsz| zjn| rgk| hwt| atr| iro| bvu| xqg| yeg| nsw| bpn| fze| orh| xuc| uuq| hfm| rhp| hnb| yin| qfa| gfo| fry| voh| qxf| egb| hqt|